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外壁塗装を格安でするためにできることをプロが解説します

2024.02.01
10年に1度くらいのペースで必要な外壁塗装。外壁塗装工事は1回あたり100万円ほどかかり、決して安いものではありません。そんな外壁塗装をできるだけ安く、格安でおこないたいと考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、専門家目線で外壁塗装工事を格安に行う方法を紹介します。


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外壁塗装工事の費用目安

そもそも、外壁塗装にかかる費用はどのくらいなのでしょうか。下の表を見てみてください。

坪数 塗装面積 費用相場(外壁塗装)
10坪 40㎡ 約40〜70万円
20坪 70㎡ 約60〜90万円
30坪 119㎡ 約60〜90万円
40坪 158㎡ 約90〜130万円
50坪 198㎡ 約100〜150万円
60坪 238㎡ 約150〜250万円
70坪 277㎡ 約200〜300万円
80坪 317㎡ 約250〜350万円
100坪 396㎡ 約300〜450万円

基本的に、坪数が広くなるほど塗装費用は高くなります。一般的な戸建て住宅の広さは30坪なので、おおよそ約60〜80万円が相場になります。
決して安い金額ではないので、できるだけ費用を抑えて、あわよくば格安で工事を依頼したいと考えている方も多いでしょう。以下では、外壁塗装費用を安く抑えるコツを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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【工事前】外壁塗装工事を格安にするためにすべきこと

ここからは工事を依頼する前の工事依頼時の2つのタイミングに分けて、外壁塗装工事を格安でするためにすべきことを解説します。

①日々のメンテナンスを入念にしておく

普段の生活時から外壁の状態を良好に保ち、すこしでも劣化を遅らせることがポイントになります。そもそも施工回数の少ない方が工事費用も抑えられますよね。そこでここでは、できる限り劣化を遅らせるためにできるメンテナンス方法を解説します。

自分でできること

普段から外壁の通気性を良い状態に保っておくことが重要です。外壁の1番の大敵は水分や湿気、そしてそこから引き起こされる藻やカビです。通気性が悪いと、外壁が濡れた後も乾き切らずカビや藻が発生する温床になってしまいます。そのため、家の周りにある木を外壁から離したり、家の周りに物を置いたりしないようにして、できる限り外壁の通気性を保っておくことが重要になります。
また、高圧洗浄機がご自宅にある場合は、高圧洗浄機を使って数ヶ月に1度ほど清掃をするのもよいでしょう。埃や砂がついたままだと、そこから傷ができて劣化につながってしまう可能性が高まります。少しでも汚れを落としておき、外壁を良い状態に保っておくことは大切です。

業者による建物診断も有効

数年に一度、業者に相談して外壁診断をしてもらうのも1つの手です。外壁塗装をしないまでも、外壁の状態を専門家に見てもらい、修繕が必要な箇所がないかチェックしてもらいましょう。自分では気づけない劣化を発見して先んじて補修しておくことができ、より外壁塗装を長持ちさせることができます。

②自治体の助成金制度をチェックしておく

外壁塗装には、自治体ごとに助成金や補助金が用意されています。工事を依頼する前に一度、ご自宅のある自治体で助成金が支給されるか確認しておくようにしましょう。助成金は、工事前に申請しておかないと許可が降りずお金が支給されないケースがほとんどです。多くの場合、15万円〜30万円ほどの金額が支給されるので事前に自治体のホームページで確認しておき、助成金がある場合は申請を済ませた上で工事の相談を進めるようにしましょう。なお、業者側も助成金制度を知っているケースが多いので、業者に助成金で必要な資料や申請方法を確認しながら進めるようにしましょう。


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【工事依頼】工事依頼時に知っておきたい格安工事のためのコツ

工事を依頼する際に知っておきたい、格安工事を進めるコツを紹介します。何か1つの方法で一気に格安になるということはありませんので、ここで抑えるポイントを1つずつ抑えて金額を抑えていくようにしましょう。

③複数社から相見積もりをとって交渉するのも1つの手

工事を依頼する際は、まず業者に見積もりを依頼して外壁塗装の費用を見積もってもらうところから始めます。その際、複数者から相見積もりをとって、他の業者に見積もりを見せつつ、金額を安くできないか交渉することで費用を少し抑えることができることもあります。
各社1件でも多くの工事を施工して売上を上げたいのは同じなので、少し金額を下げてでも工事を請け負う方が会社の売上向上につながります。そこを逆に利用し、価格交渉をすることで外壁塗装工事にかかる金額を下げることも可能になります。

④外壁塗装専門の施工業者や地元の施工業者に依頼する

外壁塗装専門の施工業者や、地元の施工業者に依頼することで金額を抑えることができる場合もあります。外壁塗装工事となると、ハウスメーカーや大手建築会社などさまざまな業者が請け負っています。中には、戸建てを建築した際のハウスメーカーがそのまま請け負ってくれるという場合もあるでしょう。
しかし、一般的に大手ハウスメーカーや建築会社は自社で外壁塗装をするわけではなく、工事を下請け・孫請けの塗装業者に委託しています。そのため、少し金額が上乗せされて大元のハウスメーカーや建築会社が中間マージンや紹介料を受け取っているケースもあるのです。
そのため、そもそも下請けさせずに直接塗装会社に依頼すればその分費用を抑えることができますので、地元の施工業者や外壁塗装の専門業者に依頼することがおすすめです。

⑤不要な工事や補修は省いてもらう

外壁塗装工事をする際は、劣化している部分の補修や追加工事などが上乗せされているケースも多くあります。そのため、見積もりを確認しながら1つずつ必要な工事か確認し、不要な工事や補修項目があれば削除してもらうようにしましょう。
劣化部分を直さないと塗装ができない場合は仕方がないですが、「より施工品質を上げるために必要」「寿命を伸ばすために必要」といった追加工事は、金額を抑えることを優先するなら削れる項目になります。そのため、1つずつ業者に確認しながら必要最低限の工事だけで塗装を進めるようにしましょう。

⑥塗料のグレードを下げて安くする

塗料のグレードを下げることで、塗装工事全体の金額を抑えることができます。塗料によって性能や価格が異なり、基本的には金額が高くなればなるほど耐久性も上がります。逆にいうと耐久性が低くても良い場合は、塗料のグレードを下げることで塗装工事の金額を大幅に抑えることができます。
塗料ごとのグレードは以下で紹介していますので、塗装工事を依頼する際の参考にしてみてください。

種類 耐用年数 平米単価
アクリル塗料 3〜6年 1000〜1300円
ウレタン塗料 7〜10年 1200〜1900円
シリコン塗料 8〜12年 1800〜2000円
ラジカル塗料 13〜16年 2500〜3400円
フッ素塗料 15〜20年 3000〜4500円
無機塗料 17〜22年 4000〜5500円

⑦夏か冬に外壁塗装工事をしてもらう

外壁塗装工事を夏か冬に依頼することで、施工金額を安くしてもらえる可能性があります。一般的に、夏と冬は外壁塗装業者にとって閑散期となります。それは、夏と冬は外壁塗装工事をする気候・気温条件を満たさない月が多く、塗装のクオリティを高く仕上げづらかったり、工事期間が長引いてしまうことが多いためです。そのため、逆に塗装品質を高くして欲しいといった要望や工事期間が長引いてしまうといったデメリットを許容できるのであれば、これらの時期に工事を依頼することで工事金額を安く交渉しやすくなります。

⑧屋根塗装もセットで行う

外壁塗装工事を依頼する際に、屋根塗装もセットで依頼することで工事金額を安く抑えることができます。
通常、外壁塗装工事や屋根塗装工事をする際は、工事を安全に進めるために家の周りに足場を設置して工事を行います。この足場代ももちろん費用がかかりますが、外壁塗装と屋根塗装で使う足場は同じですので、一緒に依頼することで別々に依頼するときに比べて足場代を1回分だけに抑えることができます。
一般的に屋根塗装も外壁塗装と同じく、10〜15年に1度の施工が必要になります。そのため、屋根塗装もまとめて依頼することで金額を少し抑えることが可能になります。

⑨支払いは現金一括

外壁塗装は数十万円〜数百万円ほどの費用がかかりますが、費用を支払う際は現金で一括で支払うようにしましょう。ローンを借り入れて支払う方も多くいらっしゃいますが、ローンは無担保の場合で3~15%、有担保の場合で0.5%〜ほどの金利がかかってきます。仮に100万円の外壁塗装費用で、年利2.65%の金利を10年ローンで支払う場合の支払い総額は1,139,440円になり、約14万円も上乗せで支払うことになります。手元にお金を用意できない場合は仕方ないですが、極力現金一括で支払う方が最終的にかかる金額を抑えることができます。

⑩(条件あり)火災保険を利用する

条件次第ではありますが、火災保険制度を利用することで外壁塗装費用を格安で済ませることができます。
条件とは、地震や火災などの災害によって外壁塗装の工事が必要になった場合が該当します。工事費用の見積もりを取ってもらい、その見積書を火災保険会社に提出することで、免責金額を超えている場合は全額を支払ってもらうことができます。免責金額とは、火災保険制度やプランごとに定められている自己負担額のことを指します。ただし、指定された免責金額未満の場合は負担してもらえないので、自己負担で捻出する必要があります。


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格安と悪徳業者は紙一重!悪徳業者に捕まらないためのポイント

ここまで外壁塗装を格安で済ませる方法を紹介してきましたが、格安で依頼できる業者の中には悪徳業者が潜んでいる場合も多くあります。そのため、「格安で施工可能!」とうたっている業者ほど注意しておく必要があります。
ここでは、悪徳業者に捕まらないために知っておきたい、悪徳業者を見分けるためのポイントを解説します。

大幅な値引きやキャンペーンは注意しよう

大幅な値引きやキャンペーンによる減額をしてくる業者には気をつけておきましょう。外壁塗装工事は、塗料や足場代・人件費など原価がかかるため大幅な値引きは構造上不可能です。それでもなお外壁塗装の工事費用を大幅に値下げしてくる業者は、手抜き工事をしたり、そもそも不当な価格で見積もりを出して後から安く見せているケースがほとんどです。
そのため、大幅な値下げをしてくる業者に出会ったらその場で契約を結ばず、一度持ち帰って相見積もりをとった上で、比較して判断するようにしましょう。

資格を持った専門家が在籍しているかを確認しよう

工事を進める際は、まず一度自宅を見てもらってどのくらいの工事が必要か、どういった塗料が必要かを見てもらう建物診断を行うことになります。その際、建物を見る担当者が資格を持った専門家なのか、もしくは一度持ち帰って専門家のチェックを挟んでくれるのかを確認するようにしましょう。
専門家でないただの営業マンが確認しただけだと、本当にその塗装が必要なのかどうかの判断がつきません。言われるがままに高額な塗料を使って高い金額を支払ってしまうことになる可能性もあります。そのため、専門家目線でどの塗料がどうして必要なのか、をきちんと説明してくれる業者に相談するようにしましょう。

不安や焦りを煽ってくる場合は注意が必要

塗装業者の中には、危機感や危険を煽って工事を請け負おうとする業者もあります。「今塗り替えないと雨漏りしますよ」「今週中でないとこの金額でできません」といったトークで不安を煽ったり、いきなり訪問してきて「塗装が剥げているので、今工事した方が良いです」と言ってくるケースもあります。
不安や焦りを煽って工事をさせようとする業者は悪徳業者であるケースがほとんどですので、その場で契約はせず、一旦持ち帰って相見積もりを取りつつ検討するようにしましょう。

見積もりで曖昧な点がないか細かく確認しよう

外壁塗装工事を始める前に見積もりを出してもらいますが、その見積もりの項目と根拠を1つずつ説明してもらえる業者に相談するようにしましょう。
良心的な業者であれば正しく費用を算出しているため、1つずつの費用項目とその根拠を細かく説明してくれます。一方、悪徳業者やぼったくり業者の場合だと、不当な費用を上乗せしているケースが多くあるので、見積もりの根拠を詳しく説明できないのです。また、「一式」「その他諸費用」などとよくわからない金額でまとめられて書かれているケースも多くあります。優良業者であれば、利用者の不安を払拭するために1つずつ真摯に説明・質問対応してくれるはずですので、少しでも不安な点があれば業者に確認するようにしましょう。

結局いくら安く塗装できるの?

まとめ

この記事では、格安で外壁塗装をするためのコツを専門家目線で解説してきました。外壁塗装は決して安い買い物ではないので、できる限りコスパよく安い金額でやりたいですよね。ぜひここで紹介した方法を試して外壁塗装を成功させてくださいね。なおガイソーでは、外壁塗装が必要かどうか判断するための建物診断からおこなっていますので、工事が必要か不安な方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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